村田製作所は9日、折り曲げられるスマートフォン用部材の樹脂多層基板「メトロサーク」の材料を製造する新工場が、子会社の伊勢村田製作所(三重県津市)内に完成したと発表した。近く稼働する。総投資額は40億円。

 新棟は6階建て、延べ床面積1万3800平方メートル。主要材料である樹脂シートを増産する。スマホの高機能化に伴って需要が拡大するメトロサークの増産体制を整える。

 メトロサークは、自由な形状に曲げられ、スマホの薄型化に役立つ最先端部品。生産拡大を進めており、現在は国内5工場、中国の2工場で製造。材料は三重と岡山で生産している。同社は「2021年3月期にメトロサークの利益率を2桁に高める」としている。