薬物乱用防止に向けた研修を受ける教諭たち(京都市伏見区・市呉竹文化センター)

薬物乱用防止に向けた研修を受ける教諭たち(京都市伏見区・市呉竹文化センター)

 京都府教育委員会は9日、薬物乱用防止に向けた教員研修会を京都市伏見区の市呉竹文化センターで開いた。昨年10月と今年3月に市内の中学生が大麻所持の疑いで逮捕されたことを受け、府警の担当者らが「氷山の一角だという危機感を持ち、子どもの変化に早期に気付いてほしい」と呼び掛けた。

 毎年、年度初めに開催している。府南部の小中高校の生徒指導担当教諭ら約300人が参加した。

 府警少年サポートセンターの出嶌克臣所長が講演し、大麻所持の検挙が近年増加する背景について、人体への害が少ないとの誤った情報が広がっている▽若者が手を出しやすいため暴力団が資金源として力を入れている-などと説明。その上で「家庭と連携を強め、薬物所持の兆しがあれば早期に相談を」と求めた。

 また、府や府教委の担当者らが、中高生・大学生の約2割が「違法薬物の入手が可能だと思う」と答えた昨年の府内アンケート結果を紹介。「学校や家庭での孤立感から薬物に手を出すことが多く、自己肯定感を高める取り組みが大事だ」と強調した。