表の数字の単位は百万円

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 三菱ロジスネクストが9日発表した2019年3月期連結決算は、純利益が前期比2・4倍の70億円と大幅増益だった。主力のフォークリフトの販売が国内外で伸び、円安で推移した為替相場も利益を押し上げた。

 売上高は3・5%増の4483億円。国内では電子商取引の拡大に伴う物流施設の増加や人手不足を背景にフォークリフトと無人搬送台車などが伸長。海外も欧米や中国で販売を伸ばした。

 鋼材価格の上昇が利益を圧迫したが、17年秋に経営統合したユニキャリアののれん代償却負担が減少し、一部製品の統合でコストも圧縮。前期に計上した為替差損10億円が差益に転じ、経常利益は62・8%増の137億円だった。年配当は1株13円(前期は同11円)に増配する方針。

 20年3月期は、米中貿易摩擦によって企業の設備投資が縮小するとみるが、フォークリフトの拡販と経営統合後の収益改善を進め、増収増益を予想する。同社は「昨年末から米国と中国で需要が失速した。今期も環境は厳しいが、経営統合の相乗効果を出したい」(財務部)としている。