水田から転用した畑で栽培した落花生でオリジナルのチョコレートを作った龍谷大農学部の学生たち(大津市・同大学瀬田キャンパス)

水田から転用した畑で栽培した落花生でオリジナルのチョコレートを作った龍谷大農学部の学生たち(大津市・同大学瀬田キャンパス)

 龍谷大農学部(大津市瀬田大江町)の学生が、水田から転用した畑で育てた落花生を使ってバレンタインチョコレートを作り、滋賀県内や京都で販売を始めた。消費量が減少するコメからの転作作物の一つとして、落花生栽培を農家らに勧める狙い。学生たちは「香りが豊かで食べやすい。新たな地域資源になれば」と話す。

 水田から転用した畑は水はけが悪く、改良に時間や費用がかかるため、不安定な土壌に強いマメ科植物を育てることにした。中でも市場価値の高い落花生に注目し、特産地の千葉県が2007年に開発した大粒の品種「おおまさり」を選んだ。

 取り組みには1~3年生の有志19人が参加している。昨年5月、大津市牧にある同大学の農場で、水田から転用した畑10アールを使い栽培を始めた。同11月中旬に30キロを収穫し、1週間かけて講義の合間などに皮むきをした。色や大きさを見たり、焼き上げて試食したりしながら、品質の良い粒を選別した。

 バレンタインチョコは、製造を委託した神戸市の工場と話し合いを重ね、シロップをからめてすりつぶした実をミルクチョコに混ぜ込んだ、オリジナル商品を完成させた。封入した商品説明書は学生自らデザインした。

 2年生の板橋沙代さん(20)は「一般的なアーモンドチョコと食感や風味が違い、食べるたびに発見がある。ぜひ一度味わってほしい」と話す。

 4個入り千円、10個入り2千円。3月末まで滋賀県草津市の近鉄百貨店や大垣書店京都本店(京都市下京区)などで販売。問い合わせは龍谷大学農学部教務課077(599)5601。