配偶者の呼び方、どう思う?

配偶者の呼び方、どう思う?

自分の配偶者の呼び方

自分の配偶者の呼び方

他人の配偶者の呼び方

他人の配偶者の呼び方

 妻、夫、嫁、主人、パートナー…。ここ数年、自分や他人の配偶者をどう呼ぶか、迷う人が増えている。女性の社会進出やジェンダー意識の高まりが背景にあるようだが、実際の呼び方に変化はあるのだろうか。京都新聞社は昨秋、双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)で、1805人に配偶者の呼称を問うアンケートを実施。身近な人の呼称を巡る思いや体験を聞いた。

 男女平等の議論が活発化する近年、他人を従属させている者という意味を持つ「主人」や、家の中にいる人を示す「家内」「奥さん」といった呼称に違和感を持つ人が増えているという。確かに総務省の統計によると、1992年に共働き世帯数が専業主婦世帯数を逆転。2020年には専業主婦世帯の2倍以上に上るなど、社会の実態は言葉本来の意味とはかけ離れている。そのためか、テレビドラマなどで「パートナー」「妻・夫さん」など、夫妻が対等な呼称を耳にする機会も出てきた。

 身近にも変化は出ているのだろうか。読者アンケートの結果を見ると、自分の配偶者については、男性は「嫁・嫁さん」が4割、女性は「旦那・旦那さん」が3割を占めた。他人の配偶者は「奥さん・ご主人」が6割、「お嫁さん・旦那さん」が2割と続き、旧来の呼称が依然として上位を占めていた。

 ただし年代別では変化の兆しも見られた。自分の配偶者では、20~30代の若い世代ほど「妻」「夫」の割合が高く、70代以上で最多だった「家内」「主人」は低かった。また他人の配偶者では、「奥さん・ご主人」は60、70代以上で7割と年齢が高いほど使う人が多い一方、「パートナーの方」は20~30代で使う割合が高くなるなど、若い世代ほど対等な呼称が広がっている傾向があった。

 回答者の中には、「主人や旦那と呼ぶのは夫に仕えているようで違和感」(京都府宮津市・40代女性)など旧来の呼称を疑問視する声がある一方、「実際に虐げられている訳ではないので目くじらを立てる必要はない」(京都市・30代女性)という声も。また「夫さんと使いたいが、なじみがないのか『えっ?』という反応がある」(京都市・40代女性)、「人の配偶者を呼ぶとき『ご主人、奥さま』しか思い浮かばず困る」(京都市・50代女性)など、なじんだ呼称を変えることに戸惑う声も複数あった。