現場に手向けられた花束には、犠牲になった園児へのメッセージが添えられていた(9日午後3時36分、大津市大萱6丁目)

現場に手向けられた花束には、犠牲になった園児へのメッセージが添えられていた(9日午後3時36分、大津市大萱6丁目)

 大津市の事故現場では9日、住民や同じ年頃の子どもを持つ親が次々と訪れ、犠牲になった2歳の男児と女児の冥福を祈った。

 献花台には花やジュースがあふれ、台が増設された。「お空の上でゆっくり休んでね」「とつぜんのことで、びっくりしたね。いたかったよね」とメッセージが付いた花束もあった。

 重傷を負った女児(2)の母と知り合いという女性(42)は「ラインを送ったら、『(娘の)痛みが早くひくことを願っている』と返信があった。事故のことは決して風化させてはいけない」と話した。

 近くで働く男性(24)は「事故が起きた丁字路では右折レーンに車が列を作るのは日常で、強引に曲がろうとする車も多い。ガードレールなど対策をしてほしい」と求めた。

 亀岡市で2012年に起きた集団登校事故で、次女の小谷真緒さん=当時(7)=を失った真樹さん(36)も手を合わせた。交差点や倒れたフェンスを眺め、「痛かったやろうな。こんなに見通しがいいのになんで」と悔しさをにじませた。亀岡事故後、講演や街頭啓発に取り組んできたにも関わらず再び起きた事故に「どうにかならないのか」と声を振り絞った。