たいまつや剣を手に歩き回る鬼たち。泣き出す子どもの姿も見られた(3日午後、京都市上京区・廬山寺)

たいまつや剣を手に歩き回る鬼たち。泣き出す子どもの姿も見られた(3日午後、京都市上京区・廬山寺)

堂内に乱入し、祈とうする僧侶を妨害しようとする鬼たち(京都市上京区・廬山寺)

堂内に乱入し、祈とうする僧侶を妨害しようとする鬼たち(京都市上京区・廬山寺)

 節分の3日、京都市上京区の廬山寺(ろざんじ)で「追儺(ついな)式鬼法楽(鬼おどり)」が行われた。「欲深さ」と「怒り」「愚かさ」を象徴する3匹の鬼が退治される古儀が2年ぶりに繰り広げられ、多くの参拝者が見入った。

 約千年前に同寺の開祖・元三大師が鬼を追い払った故事にちなむ。午後3時に大師堂で護摩供が始まると、たいまつと剣を持った赤鬼と青鬼、黒鬼が辺りをにらみつけながら登場。祈とうを邪魔しようとするが法力で弱り、退散する様子が再現された。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したが「こういう時期だからこそ、厄よけをしてほしい」(同寺)と実施を決めた。消毒液を設置したり、参拝者に授与する豆や餅を袋に入れてまいたりと感染対策を実施した。鬼が病気平癒などを祈る「鬼のお加持」も2年ぶりに行われ、参拝者が列をつくった。