事故現場のイメージ

事故現場のイメージ

 大津市で8日に車が保育園児らの列に突っ込み、園児2人が死亡、14人が重軽傷を負った事故で、右折中の乗用車と対向車線を直進していた軽乗用車が衝突したのは、右折車からみて中央線を越えた地点だったことが10日、滋賀県警大津署への取材で分かった。同署は、乗用車が交差点内で一定進んでいたため、軽乗用車が避けきれなかったとみている。

 同署の現場検証などの結果、乗用車は南側から交差点の右折レーンに進入して右折し、交差点内の対向車線上で北側から来た軽乗用車と衝突。軽乗用車は、右折車を避けようとハンドルを左に切ったが避けきれず、はずみで軽乗用車は園児列に突っ込み、乗用車は数メートル進んで停止した、という。

 また、同署によると、現場丁字路での事故発生状況は、園児らの列に車が突っ込む事故があった前日の7日までの5年間で、人身事故はなく、車同士などの物損事故も数件にとどまっていた、という。

 同署は10日、乗用車を運転していた同市一里山、無職の女(52)を、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で大津地検に送検した。

 10日朝には、同市浜大津5丁目の滋賀県警水上派出所前で、全国春の交通安全運動の出発式があった。県警や県、同市職員、市内の保育園児ら計約150人が、事故で亡くなった伊藤雅宮(がく)ちゃん(2)=同市大江5丁目=と原田優衣ちゃん(2)=同市大江2丁目=の冥福を祈って黙とうした。