新酒の出来上がりを知らせる杉玉(京丹波町本庄・長老酒造)

新酒の出来上がりを知らせる杉玉(京丹波町本庄・長老酒造)

 造り酒屋が新酒の出来上がりを知らせる杉玉が、京都府京丹波町本庄の「長老酒造」の軒先につるされている。青々としたスギが丁寧に丸く刈り込まれ、新酒を買い求める客の目を楽しませている。

 同町須知に住む奥山義雄さん(84)が毎年手作りし、同酒造に贈っている。地元産の北山杉を使用し、直径約30センチに仕上げた。

 スギはかつて酒樽(だる)やもろみをかき混ぜる櫂(かい)、升や木おけなど、道具の材料として使われ、酒造りと縁が深い。深緑の杉玉は秋までに茶色く色が変わり、今度は秋のひやおろしが出回る時期を知らせるという。

 寺井渉社長(52)は「杉玉の歴史や本来の意味を知って、楽しんでほしい」と話した。