工事のために水が抜かれた芹川ダム(滋賀県多賀町)

工事のために水が抜かれた芹川ダム(滋賀県多賀町)

 耐震診断の結果、堤防の耐震性能が不足していることが分かった芹川ダム(滋賀県多賀町)で13日、耐震補強工事の起工式と安全祈願祭が行われた。県や町、地元関係者らが出席し、工事の安全を祈った。診断結果を受けて補強工事に着手したダムは県内で初めて。
 芹川ダムは農業用利水ダムで、1956年に完成した。約142万立方メートルを貯水し、彦根市と多賀町にまたがる農地306ヘクタールに供給している。2011年の東日本大震災で福島県内の農業用ダムが決壊し死者が出たことから、滋賀県でもダムの耐震診断を進めていた。県は、芹川ダムが決壊した場合の被害を、死者401人、家屋の全壊38戸、半壊199戸などと試算している。
 工事は堤防から3分の1程度に当たる約7万立方メートルの土を削り、セメント固化剤などと混ぜ合わせ、再び堤防に盛る。21年6月に完成予定で、事業費は約14億円で、国と県が約9割を負担する。
 同ダムの管理などをしている芹川沿岸土地改良区理事長の土田勝一さん(68)は起工式で、「地域の安全を確保し、未来永劫(みらいえいごう)にわたり水田に水を供給し続ける新しい芹川ダムによみがえることを期待している」とあいさつした。

 工事は堤防から3分の1程度に当たる約7万立方メートルの土を削り、セメント固化剤などと混ぜ合わせ、再び堤防に盛る。21年6月に完成予定で、事業費は約14億円で、国と県が約9割を負担する。

 同ダムの管理などをしている芹川沿岸土地改良区理事長の土田勝一さん(68)は起工式で、「地域の安全を確保し、未来永劫(みらいえいごう)にわたり水田に水を供給し続ける新しい芹川ダムによみがえることを期待している」とあいさつした。