協定書を交わした城島学長(右)と門川市長=東京都内

協定書を交わした城島学長(右)と門川市長=東京都内

 京都市は10日、首都圏での京都情報の発信強化に向けて実践女子大・同大学短期大学部(東京都日野市)と連携協力協定を結んだ。大学が力を入れている古典研究を縁に、京都の文化を伝える事業などに共同で取り組む。

 大学を運営する実践女子学園の創立者・下田歌子は源氏物語の研究者で、大学側はこれまでの収蔵資料や研究実績を基に日本文化の学術拠点化を目指している。協定を受け、市は学生の研究に必要な文化芸術に関する情報を提供。大学側は京都や源氏物語をテーマにした講座などを開催するほか、学生が京都産品を販売したり観光情報を案内したりするアンテナショップの運営も予定している。

 都内で協定書を交わした門川大作市長は「京都は千年後も紫式部が源氏物語を書いた都だと感じられる街でなければならない。大学の特色を生かした交流を深めたい」と話し、城島栄一郎学長は「グローバル社会で活躍する人材こそ日本文化を理解する必要がある。京都市との連携は大きな力になる」と述べた。

 京都市が首都圏の大学と同様の協定を結ぶのは、大正大(東京都豊島区)に次いで2例目。