“納涼床”のような空間が出現した南座の劇場内。舞台と客席を「フラット化」し、「昼マツリ」では、水が流れる滝に花火を投影する(10日午後4時2分、京都市東山区)

“納涼床”のような空間が出現した南座の劇場内。舞台と客席を「フラット化」し、「昼マツリ」では、水が流れる滝に花火を投影する(10日午後4時2分、京都市東山区)

 南座(京都市東山区)で12~25日に「京都ミライマツリ」が初開催される。本物の水が流れ落ちる滝(高さ6メートル)が正面に特設され、鴨川の“納涼床”のような空間が出現。夜はDJによるクラブミュージックが響き、客が踊れる“クラブ”となる。400年の歴史をもつ日本最古の劇場が、従来の劇場の枠を打ち破る空間に一変。若者や訪日外国人客ら新たな客層の開拓を目指す。

 1階客席エリアに床をかぶせ、客席と舞台を同じ高さにする南座の新機構「フラット化」を初披露する。

 午前11時~午後5時半は「昼マツリ」と銘打ち、ワンドリンク付きで大人2千円、子ども千円。劇場内に足を踏み入れると滝の涼しげな音が響き、花火などの映像がプロジェクションマッピングで映し出される。

 普段は1階桟敷席の場所に、「HANA吉兆」「侘家古暦堂」など京都の和洋中の飲食店が屋台12店を並べる。ほかにも歌舞伎俳優片岡愛之助さん(47)ふんする石川五右衛門が舞台上の唐破風に現れるAR(拡張現実)体験、デジタル技術を用いた射的など「ハイパー縁日」も楽しめる。

 午後6時半~10時(金土日は11時)は「夜マツリ」(24日まで)と題して、踊れる空間に。ミラーボールが回る中、大音量の音楽が響く。10日の内覧会でも招待された若者たちが踊っていた。週末にはEXILEのMAKIDAI(18日)のほか、地元京都で活躍する人気DJらも日替わりで登場する。夜はワンドリンク付きで一律2千円(金土日は3千円)。

 期間限定の催しで、6月以降は従来の舞台と客席に戻すが、来年5月も同様のマツリを開くことが決まっている。詳細はホームページか南座075(561)1155へ。