神馬が見守る中、「東游」を披露する舞人たち(12日午後4時27分、京都市左京区・下鴨神社)

神馬が見守る中、「東游」を披露する舞人たち(12日午後4時27分、京都市左京区・下鴨神社)

 葵祭に先立ち、新しく生まれた祭神の神霊を迎える御蔭(みかげ)祭が12日、京都市左京区の下鴨神社などで営まれた。青空の下、新緑が映える糺の森では「東游(あずまあそび)」があり、華麗な舞が奉納された。

 同日午前、神職や氏子が同神社を出て、比叡山西麓にある御蔭神社(左京区上高野)へ向かった。修学院離宮、赤山鴨神社前、檜峠を通る旧行列路を56年ぶりに復元させ、御蔭神社で「荒御魂(あらみたま)」を櫃(ひつ)に移す重要な神事を行った。下鴨神社に戻る途中、左京区下鴨本通北山上ルから約210人の行列を組んで歩いた。

 糺の森では午後4時10分ごろに「切芝神事」が始まった。櫃を背に乗せた白馬が幕の間から頭だけをのぞかせる中、白い装束姿の舞人6人が雅楽の調べに合わせてゆったりとした独特の動きの東游を披露し、見物客を魅了した。