早咲きで知られる河津桜が、京都府井手町井手のまちづくりセンター椿坂周辺で開花し、住民に一足早い春の訪れを感じさせている。
この河津桜は、センターを管理する同町まちづくり協議会が「京都で一番早くサクラが咲くまちプロジェクト」として、2013年から植樹を始め、現在約200本ある。
センターは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため閉鎖が続いているが、隣接する畑のコスモスや河津桜は協議会のメンバーが手入れを続けている。協議会の髙岡昭三会長(84)は「シカに新芽を食べられたりしたけれど、今年もきれいに咲いてくれた。町の人が明るい気持ちになってくれたらうれしい」と話した。