京都大の中西嘉宏准教授がミャンマーの難民問題の歴史と現実を考察した「ロヒンギャ危機-『民族浄化』の真相」(中公新書)と、アフリカで音楽を職能とする人々の生きざまを記録した国立民族学博物館の川瀬慈准教授の「エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち」(音楽之友社)が「第43回サントリー学芸賞」を受賞した。著作はともに「ドキュメンタリー映像を見ているかのよう」「そこに生きる人々が活写されている」と各方面から評価されている。大学院時代、「アウトローの『けったいな』研究も寛大にサポートしてくれる雰囲気があった」という京都大アジア・アフリカ地域研究研究科で同期として学んだ気鋭の2人。さらなる学究…