JR山陰本線の活性化を目指す計画案について意見交換する委員(南丹市園部町・市国際交流会館)

JR山陰本線の活性化を目指す計画案について意見交換する委員(南丹市園部町・市国際交流会館)

 JR山陰本線(園部-綾部)沿線地域公共交通活性化協議会(会長・加藤博和名古屋大大学院教授)は、沿線の鉄道やバスの利用増を目指す2022~26年度の活動計画を固めた。交通系ICカードを利用できる駅の拡充や、公共交通を「乗って支える」意識を住民らに持ってもらう事業に取り組む。

 同線の複線化を目指している同協議会は沿線自治体や京都府、交通事業者などで構成。17年に策定した5カ年計画が終了するため、議論を重ねていた。

 新たな計画では、同線の下山駅(京丹波町)―山家駅(綾部市)間にICカードシステムを拡充して利便性向上を図るとした。

 免許返納者や小中高生、自治体職員らに公共交通に乗るメリットや意義を知ってもらう活動も展開する。

 駅の段差解消、授乳室やおむつ交換台の設置、高校生らが待ち時間を学習に使えるスペースや高齢者が集うサロン、Wi-Fiの整備推進も目指す。

 16日に南丹市で会議を開き、計画の最終案をおおむね了承。文言の修正などを経て最終決定する。出席者からは「進捗(しんちょく)状況をチェックし、実現に持っていくのが重要だ」との指摘が出た。