【資料写真】2020年3月に閉館した京都社会福祉会館(京都市上京区)

【資料写真】2020年3月に閉館した京都社会福祉会館(京都市上京区)

京都市役所

京都市役所

 2020年3月に閉館した京都社会福祉会館(京都市上京区)の跡地活用で、市から売却先に選ばれた東京都内の不動産会社が選定前、市に多額の寄付をしていたことについて、門川大作市長に第三者供賄の疑いがあるとして、市民団体「市民ウォッチャー・京都」が18日、京都府警と京都地検に捜査要請書を送付した。

 要請書によると、跡地活用事業者の公募開始日である20年11月2日、不動産会社から市に1千万円の寄付があり、同13日にも同社社長が個人で市に1千万円を寄付したとしている。事業者は有識者による選定委員会を経て、同12月にホテル建設を提案した同社に決まった。

 同団体は「寄付によって選定に有利な取り扱いを受けることを見込んでいたとみるのが当然」と指摘。門川市長には、首長や公務員が請託を受けた上で自分以外の第三者に賄賂を提供させる第三者供賄の疑いがあり、同社にも第三者贈賄の疑いがあるとして、速やかな捜査を求めた。

 京都市はこれまでの取材に対し、「外部機関である選定委員会が募集要領に沿って選んでおり、寄付によって選定手続きがゆがめられたことはない」としている。