視覚障害者が制作した美術作品を鑑賞する「かたち・かんじる・モザイク展」が、京都市北区の北大路大宮通近くのギャラリー「アトリエみつしま」で開かれている。足や手で触れて感触や形状を楽しめるユニークな作品が展示されている。
京都市を拠点に活動する「視覚に障害のある人とつくるアートプロジェクト実行委員会」が初めて開催した。
会場には、アトリエみつしまで活動する当事者の光島貴之さん(68)の立体作品約30点が並ぶ。木製の板に金属部品やタイル、スポンジなどを貼り付けられている。来場者は作品の上を歩くことで、独特な形状や硬軟、イメージなどを体感することができる。
このほか、京都府立盲学校の生徒とモザイク作家が多様なタイルで装飾した、高さ3メートルほどの小屋も展示している。無料。3月18日まで。午後0時~6時。月曜休館。