加盟店が並ぶ通りをバックに、「はばたく商店街30選」に決まったことを喜ぶ関係者(宇治市宇治・宇治橋通り商店街)

加盟店が並ぶ通りをバックに、「はばたく商店街30選」に決まったことを喜ぶ関係者(宇治市宇治・宇治橋通り商店街)

 地域活性化に向けて優れた取り組みを行う商店街を表彰する経済産業省の「はばたく商店街30選 2021」に、京都府宇治市の宇治橋通り商店街(宇治橋通商店街振興組合)が選ばれた。地元で学ぶ大学生らとの連携や、新型コロナウイルス禍の「崖っぷち」で生まれたテークアウト弁当企画などが高い評価を受けた。

 「はばたく―」は16年に始まった制度で、同商店街は昨年12月末に表彰を受けた。府内からは嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会(京都市右京区)も選ばれた。

 宇治橋通り商店街はJR宇治駅前に位置し、古くから続く茶の小売店や新規の飲食店など64店舗が加盟する。世界遺産の平等院や宇治上神社にも近い。

 今回、商店街にサテライトキャンパスがある京都文教大の学生や、近隣商店街との協力で情報発信に努める点が認められた。コロナの苦境で会員がこぼした言葉が由来の「崖っぷち弁当」も選定理由の一つ。非加盟店にも声を掛け、共通の包装紙で売り出したことで注目され、商店街の知名度向上につなげた。

 このほか、役員に若手を積極起用するなど組織づくりにも力を入れる。外国人観光客らでにぎわう光景はコロナで一変したが、より地域に意識が向くようになったという。

 同組合理事長の佐脇至さん(58)は「魅力ある個店の集合体として、商店街が地元の方の誇りになれば」と思いを込める。