歩道からフェンスの内側に移された献花台。事故から6日たっても訪れる人が絶えず、たくさんの花束や菓子が供えられていた(14日午後0時49分、大津市大萱6丁目)

歩道からフェンスの内側に移された献花台。事故から6日たっても訪れる人が絶えず、たくさんの花束や菓子が供えられていた(14日午後0時49分、大津市大萱6丁目)

 大津市大萱6丁目で散歩中の保育園児らの列に車が突っ込み16人が死傷した事故から15日で1週間になる。14日時点で、園児6人が入院し、うち1人は重体となっており、大津署がドライブレコーダーの解析など捜査を進めている。事故現場ではなお、多くの市民が訪れ、献花をしている。

 同署によると、事故で搬送された16人のうち、10人が入院し、14日午後4時までに、重傷の園児3人、軽傷の保育士1人が退院した。重体の園児(2)は意識不明の状態が続いている、という。

 事故は8日午前10時15分ごろ、丁字路を右折した乗用車と直進した軽乗用車が互いに右前方で衝突、軽乗用車が「レイモンド淡海保育園」の園児らの列に突っ込み、伊藤雅宮(がく)ちゃん(2)と原田優衣(ゆい)ちゃん(2)=ともに同市=が死亡した。

 関係者によると、右折時の乗用車に急発進などはなかったことがドライブレコーダーの記録から分かっている。同署によると、事故当時は取り乱し、供述が難しかった乗用車の女(52)=自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で送検=も、徐々に調べに応じられるようになっているといい、同署は事故の全容解明を進めている。

 事故現場では、花束や菓子でいっぱいとなった献花台が、歩行者の妨げにならないよう近くの空き地に移され、14日も絶えず市民が訪れて手を合わせていた。