大手川の親水公園復元に向け、清掃作業に取り組んだ宮津高・宮津天橋高フィールド探究部員(前列左の6人)と地元住民=宮津市喜多、同部提供

大手川の親水公園復元に向け、清掃作業に取り組んだ宮津高・宮津天橋高フィールド探究部員(前列左の6人)と地元住民=宮津市喜多、同部提供

宮津市

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 宮津高・宮津天橋高宮津学舎(京都府宮津市)のフィールド探究部が、生物多様性保全に貢献した団体に贈られる「日本自然保護大賞」の子ども・学生部門で、京滋の高校で初の大賞を受賞した。13日に授賞式があり、生徒たちは「取り組みを全国に知ってもらえた」と喜んでいる。

 同探究部は1年4人、2年12人が所属。これまでに、丹後全域に生育する幹回り3メートル超の巨樹を調査、63種3108本を確認した。

 昨春からは、丹後北部を対象にタンポポの分布を調べ、府レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているクシバタンポポを含む7種の在来種と1種の雑種を見つけた。

 2004年の台風23号による被害を受けて堤防を整備した宮津市の大手川では、改修前後の河川環境の変化を調査。カワムツの減少やハゼの仲間の増加から地形の変化を確認した。同川の親水公園整備の実現に向け、住民と一緒に河川清掃にも取り組んでいる。

 こうした取り組みが、地域の身近な自然や歴史への理解を深め、新たな価値を創造したと評価された。

 2年の中山慶太郎さん(17)は「今後も、丹後地域が持つ魅力を深掘りし、周囲の人たちにも興味を持ってもらえるよう頑張りたい」と展望を語った。

 同賞は公益財団法人「日本自然保護協会」(東京都)が2015年から開催し、今回で8回目。