勉強と空手を一つの教室で学べる場を開設したメンバーら(京都府亀岡市下矢田町)

勉強と空手を一つの教室で学べる場を開設したメンバーら(京都府亀岡市下矢田町)

 勉強と空手を一つの教室で取り組むことができる教育塾を、京都府亀岡市で生まれ育った幼なじみの男性2人が同市下矢田町に開校した。「今の社会では『文武両道』が求められている」との思いから、子どもたちに勉強で自ら考え学ぶ力を身に付け、空手では仲間と汗をかくことや礼節について学んでもらう。

 塾名は「Sky Punch(スカイ・パンチ)」。塾長の小森太揮さん(34)と森智弘さん(34)は保育園からの同級生で、現在はそれぞれの会社を経営している。

 小森さんは6歳から空手を始め、学生時代は競技漬けの毎日だったという。勉強する時間はなく「将来に一抹の不安を抱えていた」と振り返る。「今は一芸に秀でているだけでは駄目で、社会に出れば文武の両方が求められる」と感じ、森さんに声を掛けた。

 森さんは学生時代は勉強ばかりしていて「いつか子どもの教育に携わりたい」と考えていたという。空手道場だった建物を、鉄筋工事会社社長でスカイ・パンチの支配人も務める村田和久さん(51)ら市内の経営者の協力も得て購入し、オープンした。

 教室は小学生と中学生が対象で、毎週水曜の午後6時半から2時間行う。前半は森さんが勉強を、後半は小森さんが空手をそれぞれ教える。地元企業について知ってもらうため、事業者を招いた講義や工場見学なども構想しているという。

 小森さんは「勉強かスポーツかの2択ではなく、両道が世の常識になってほしい」、森さんは「地元や企業で活躍する子を育てられればうれしい」と意気込む。問い合わせは0771(29)0007。