大津地裁

大津地裁

滋賀県草津市

滋賀県草津市

 滋賀県草津市立小学校の臨時講師として勤務することになっていたにもかかわらず任用されなかったとして、大津市の女性(63)が草津市に損害賠償など160万円を求めた訴訟の判決が4日、大津地裁であり、髙橋信幸裁判官は市に33万円の支払いを命じた。

 判決によると、同小学校では2018年11月、4年の担任教諭が産休を取得するため、校長らが代わりの臨時講師として女性に勤務を依頼した。女性は、担任はできないと断ったが、学習支援学級の支援員として働いてほしいと言われ、勤務する意向を示したという。

 学校側は市教育委員会に臨時講師として任用を求める具申書を提出したところ、市教委は「学習支援では担任の代わりにはならない」として女性は任用されなかった。

 髙橋裁判官は、「校長らは、臨時講師へ任用される高い見込みがあることを女性に示していた。市教委に任用について打診することを怠り、女性の期待と異なる結果となったことは違法性がある」と判断した。草津市学校教育課は「判決の内容を確認してから対応を考えたい」とコメントしている。