反戦デモで行進する人たち。ウクライナから日本に避難した家族も参加した(5日午後2時1分、京都市中京区・京都市役所前)

反戦デモで行進する人たち。ウクライナから日本に避難した家族も参加した(5日午後2時1分、京都市中京区・京都市役所前)

 ロシアによるウクライナへの攻撃が激化する中、市民団体による反戦デモが5日、京都市内で行われた。日本に身を寄せるウクライナ人を含め約130人が参加。プラカードや同国の国旗を掲げて行進し、「ウクライナに平和を」「侵略はやめろ」と声をからした。

 「ニュースを見るたびに家族が無事か心配でたまらなくなる」。参加したウクライナ人のオペラ歌手の男性(37)は声を絞り出した。同国東部ドニプロで日本人の妻(24)や長男(1)と暮らしていたが、日本大使館の呼び掛けで2月初旬、妻の実家がある大阪府枚方市に避難した。

 現地に残る母親らとはSNS(会員制交流サイト)で連絡を取り続けるが、侵攻開始後は眠れない日々が続く。ネットでデモの開催を知り、ウクライナ国旗をまとって妻や息子と歩いた。男性は「不安な気持ちでいっぱい。とにかく情勢が落ちついてほしい」と祈った。

 家族4人で参加した主婦(45)=大阪府吹田市=も「ロシアの兵士も、本当は侵攻を望んでいないはず」と一日も早い和平を願った。

 デモは京都市民ら有志が企画した。参加者は京都市役所前(中京区)を出発し、円山公園(東山区)までの約1・5キロを1時間ほどかけて歩いた。