滋賀銀の中間決算

滋賀銀の中間決算

  滋賀銀行が14日発表した2019年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比0・8%減の86億円となり、横ばいだった。長引く低金利で貸し出しの利ざやが縮み、IT投資で一時的にコストが膨らんだ一方、支店の不動産売却益を計上し、同等の最終利益を確保した。

 銀行単体の業績は、資金利益が12億円減の219億円。金融緩和政策の影響で貸出金利息収入が縮小し、国債売却益も減少。行員へのタブレット端末配備で物件費が10億円増え、本業のもうけを示す実質業務純益は20億円減の49億円だった。
 企業の倒産などに備えた貸倒引当金を積み増す一方、保有株式の売却は減り、経常利益は54億円減の59億円に落ち込んだ。ただ、名古屋支店(名古屋市)の土地と建物の売却益50億円を計上したため、純利益の減少は小幅にとどまった。
 9月末の預金残高(譲渡性預金含む)は個人が伸び、前年同月末比462億円増の4兆9273億円。貸出金残高は国内外の景気減速で法人向け融資の伸びが鈍化したが、同655億円増の3兆7929億円に拡大。自己資本比率(国際基準)は3月末比0・26ポイント上昇の15・94%。
 20年3月期は、厳しい収益環境が続くとみて減益予想を据え置いた。西藤崇浩常務は「米中貿易摩擦の影響などで企業の資金ニーズがやや低下している。先行きも厳しいと見ている」と述べた。