表の数字の単位は百万円。▲は減

表の数字の単位は百万円。▲は減

 京都銀行が発表した2019年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比7・0%増の128億円だった。日銀の低金利政策が長期化し、金融機関を取り巻く環境が厳しい中、業務の効率化や支出の抑制で経費を削減し、3年連続の増益となった。

収益の柱となる資金利益は、投資信託の解約が減少し、15億円減にとどまり352億円。一方で、市場動向を受けて債券などの売却が伸び、業務粗利益はほぼ前年同期並みを確保。経費削減の効果もあり、本業のもうけを示す実質業務純益は9億円増の129億円だった。
 取引先企業の業績の改善を受け、与信関連費用が引き続き低水準だったこともあり、経常利益は181億円と12億円増えた。
 9月末の預金残高(譲渡性預金含む)は、個人が伸びて2065億円増の8兆663億円。貸出金残高は中小企業向け融資を中心に1323億円増の5兆5315億円。自己資本比率(国内基準)は3月末比0・38ポイント上昇の11・96%だった。
 20年3月期は上期の業績を受け、経常利益のみ期初予想から上方修正した。京都市下京区の京都銀行本店で記者会見した土井伸宏頭取は、現在策定中の来年度から始まる中期経営計画について「京都銀行の持つ体力や健全性をバックに攻めていける時期だ。5年後、10年後の姿を描く中で何をすべきかを考えたい」と述べた。