琵琶湖の西側を駆け抜けるJR湖西線。北陸新幹線の「並行在来線」としてJR西日本からの経営分離が懸念されている(高島市鵜川)

琵琶湖の西側を駆け抜けるJR湖西線。北陸新幹線の「並行在来線」としてJR西日本からの経営分離が懸念されている(高島市鵜川)

 北陸新幹線の沿線府県でつくる建設促進同盟会や関西広域連合などは14日、与党幹部や国土交通省に早期の全線開通を要望した。詳細ルートが未定の敦賀―新大阪間で始まった環境影響評価(アセスメント)を巡り、京都府の舟本浩副知事は丁寧な実施を求めた。

 要望先は自民党の整備新幹線等鉄道調査会長を務める稲田朋美幹事長代行や公明党の井上義久副代表、国交省の佐々木紀政務官ら。舟本副知事はルートによっては国定公園や文化財、地下水に影響を与える可能性があることから「アセスメントを丁寧にやっていただくとともに、住民とのコミュニケーションを図ってもらえれば」と強調した。
 また、広域連合の仁坂吉伸副連合長(和歌山県知事)は、滋賀県西部を通るJR湖西線について、JR西日本から経営分離される並行在来線に位置づけないよう繰り返し訴えた。
 沿線府県は建設中の金沢―敦賀間は予定通り2023年春までに開業し、続けて府内を通る敦賀―新大阪間を切れ目なく着工するよう求めている。同盟会長の石井隆一富山県知事は「この1、2年の運動で政府与党にも当然のことと認識してもらえている」と要望に手応えを感じていた。