展示作品のほとんどが初公開という企画展(大津市御陵町・市歴史博物館)

展示作品のほとんどが初公開という企画展(大津市御陵町・市歴史博物館)

 大津市膳所出身の画家・山元春挙(しゅんきょ)(1871~1933)の生誕150年を記念し、春挙や、春挙が率いた画塾の門下生らの作品を集めた企画展が、同市御陵町の市歴史博物館で開かれている。


 円山派に学び、近代的な山岳風景画を確立した春挙には、若くして門下生が集まり、京都画壇では竹内栖鳳(せいほう)と並ぶ巨匠として名をはせたという。画塾「早苗会」は100人を超える画家を擁した。


 企画展では、ほとんどが未公開という門下生の作品と春挙の作品など計123点を集めた。リアリズムを追求した精緻な画風は春挙から受け継がれているが、戯画的な動物の絵や前衛的な表現もあり、バラエティーに富んでいる。


 また、故郷の膳所に構え、地域を巻き込んで文化芸術活動の拠点とした春挙の別邸兼画室「蘆花(ろか)浅水荘」(重要文化財)にまつわる膳所焼や竹細工も一挙に展示している。担当の横谷賢一郎学芸員は「春挙の人物像が立体的に浮かぶようにしている」と話す。

 企画展「蘆花浅水荘と山元春挙画塾」は3月12日から4月17日まで。一般600円。月曜休館(3月21日は開館、22日休館)。