公演本番に向け、練習に励むやまびこ座のメンバーたち(京都市上京区)

公演本番に向け、練習に励むやまびこ座のメンバーたち(京都市上京区)

 京都市上京区に拠点を置く児童劇団「やまびこ座」が17日、京都こども文化会館(同区)で単独公演「ぞうのはなし」を行う。戦争や平和に関するテーマにこだわり、今回も太平洋戦争で生き残った動物園のゾウを題材にする。メンバーは「戦争を知らない自分たちと同じ世代の人に見てほしい」と呼び掛けている。

 劇団は1951年に設立。団員は子どもが中心だが、大人の役は大人がするため、小学生から60代まで幅広い層が所属する。会場となる文化会館の廃止が検討される中、存続を求めて単独公演を企画した。
 演目「ぞうのはなし」は、戦後、名古屋市東山動物園で生き残ったゾウを、見たいと望んだ全国の子どもたちのために走らせた「ゾウ列車」の実話と、京都市動物園(左京区)にいたゾウ「共栄」を組み合わせたオリジナル脚本。
 出演する小学2年~専門学校生8人は、実際に市動物園や、立命館大国際平和ミュージアム(北区)を訪れ、職員に話を聞くなどして歴史を学んだという。小学6年の時から所属する紫野高3年山本霞さん(17)=上京区=は「私たち自身が理解していないと伝えられないと思った。学校で戦争について深く学ぶ機会は少なく、多くの人に見てほしい」と話した。
 当日は、大人も含めて12人が出演。和太鼓の演奏もある。午後2時から。大人1800円、18歳以下900円。