特撮で使うミニチュアの町並みとイラストの紙人形を組み合わせた展示(京都市中京区・ベルギャラリー)

特撮で使うミニチュアの町並みとイラストの紙人形を組み合わせた展示(京都市中京区・ベルギャラリー)

 特撮映画で使うミニチュアとイラストを組み合わせた展示が、京都市中京区姉小路通御幸町東入ルのベルギャラリーで開かれている。市電が走る京都の町並みがリアルに作られ、訪れた人の目を引いている。
 怪獣をモチーフに自主映画を撮影している「特殊映画研究室」(大阪府)がミニチュアの世界を広く知ってもらおうと開いた。
 ミニチュアの作り方は、実際の図面を参考に設計し、厚紙や針金、発泡スチロールに似た素材で組み立て、工業用スプレーで色付ける。撮影した時におもちゃに見えないよう、汚れやさびの表現を強めにするのが特徴という。
 町家や民家、鳥居が並ぶ京都の町並みに、実物の25分の1サイズの市電を走らせ、同じ縮尺の新撰組や舞妓の紙人形が歩く風景を縦1・5メートル横1・2メートル高さ45センチで表現した。セミの抜け殻200個以上で作った魔神像と廃虚を配置したユニークな作品もある。
 京都造形芸術大出身で研究室代表の石井那王貴さん(28)=東京都=は「特撮の現場で、ミニチュアはCGに取って代わられてきている。魅力を知ってもらい、新たな活用法も模索したい」と話していた。19日まで、無料。