亀岡市内の日常風景からSDGsについて考えるカードを作成した(左から)松本さん、江見さん、高木さん=京都府亀岡市東別院町・別院中

亀岡市内の日常風景からSDGsについて考えるカードを作成した(左から)松本さん、江見さん、高木さん=京都府亀岡市東別院町・別院中

京都府亀岡市

京都府亀岡市

 車の多い道の横断歩道を渡る児童、畑で水筒の水を飲む女性-。京都府亀岡市内で撮影した日常風景から、国連の持続可能な開発目標(SDGs)について考えてもらうカードを、市内在住の写真家らが作製し、全市立中学校に贈った。なにげない日々の中に、実はSDGsのゴールに関わる要素があることを知ってもらおうとの思いを込めた。

 作ったのはフォトグラファーの江見彩香さん(23)と市のSDGs参与で慶応大特任助教の高木超(こすも)さん(35)、学芸出版社(京都市下京区)編集者の松本優真さん(30)の3人。高木さんの新著「SDGs×公民連携」(学芸出版社)の付録として企画されたが、「生徒たちにも身近に感じてほしい」と贈ることにした。

 カードの名前は「身近なサステナブル(持続可能)」の略で「MIJI-SUS(ミヂサス)」。12枚組みで、写真は江見さんが現在まで撮りためてきた作品の中から選んだ。写真の面の裏には、写真がSDGsの17ゴールのどれにつながっているかについて、高木さんの解説が付けられている。

 例えば横断歩道を渡る児童の様子なら、交通事故による死傷者半減を掲げる「すべての人に健康と福祉を」。水筒の水を飲む女性は、廃棄物や海洋プラスチックごみ削減をうたう「住み続けられるまちづくりを」「つくる責任つかう責任」「海の豊かさを守ろう」。提示した以外のゴールとの関係も示唆して、自分たちでさらに考えてもらう工夫もしている。

 4日に3人は別院中(東別院町)を訪れ、生徒にカード2セットと新著を手渡した。江見さんは「どこの景色だろうと場所を探しながら、SDGsのことを考えてほしい」とアピールした。

 付録付きの高木さんの新著は学芸出版社のホームページから注文できる。300セット限定。