滋賀県草津市の県立琵琶湖博物館で、ギャラリー展「森へ行こう、森と生きよう。」が開かれている。甲賀市を主会場として6月に開かれる全国植樹祭の関連企画で、パネルや木製品などの展示を通して湖国の森を紹介している。
県の面積の約半分を占める森をテーマに人との関わりを考えてもらおうと、同博物館が開催した。
会場では、湖国の森林の特徴や山へ行く楽しさをパネルで紹介。スギやマツ、カシなどの木片を並べ、種類によって重さや手触りの違いを実感できるコーナーも設けた。
玩具や照明オブジェ、いすなど県内事業所による木製品のほか、中世以降に琵琶湖で活躍した丸子船の模型、くぎやボルトを使わない伝統工法に関する道具や部材などを展示し、古今に渡る森や木の役割を概観する。
担当した美濃部諭子主任技師は「森や木を身近に感じてもらい、足を運んだり使ったりするきっかけにしてほしい」と話す。
3月20日から6月5日まで(月曜など休館)。要入館料。入館には事前予約が必要。