金野さんの話に聞き入る参加者(京都府南丹市園部町・天引区公民館)

金野さんの話に聞き入る参加者(京都府南丹市園部町・天引区公民館)

 京都府南丹市園部町で空き家の活用策を考える講座があった。兵庫県丹波篠山市で空き家を生かした一棟貸しの宿を展開し、集落再生につなげた専門家が、新型コロナウイルス収束後は「一棟貸しが人気になる」と見通した。

 丹波篠山市の限界集落にある空き家を生かした宿を村人で営み、人気を博す宿「集落丸山」の運営に携わってきた同市の金野幸雄さんが登壇。空き家を改修する際に「ぴかぴかにせず、時間がつくった風合いをそぎ落とさないようにした」と強調し、客が喜ぶ空間が生まれ、改修コストも下がる利点があるとした。13年前に7戸あった空き家は減り、耕作放棄地も解消されたとした。

 コロナ禍でも集落丸山のような一棟貸しは好調で「ポストコロナでは古民家の一棟貸しが人気になる」と予測。会員制にし、宿泊者の顔が見える関係を築くのも一案とした。

 園部町天引の「天引区の活性化と未来を考える会」の男性(70)も取り組みを紹介。オオサンショウウオが生息する自然や千体地蔵などの文化資源を写真集にして、地域へのプラスのイメージが高まるようにしていると述べた。

 古材文化の会(京都市東山区)などでつくる実行委員会が13日に開き、40人が聞いた。