1000度以上の窯に、さらに薪をくべる宮城さん(井手町田村新田・たくみの里)

1000度以上の窯に、さらに薪をくべる宮城さん(井手町田村新田・たくみの里)

 さまざまな工房が集まる「たくみの里」(京都府井手町田村新田)に昨年復活した穴窯で、製陶業の若者が窯焼きに再挑戦している。失敗した前回から、温度計を導入し、窯焼きの時間も延ばした。焼成結果はまだ分からないが、27日のイベントで販売する予定で「手応えはある」という。

 京都造形芸術大(現京都芸術大)出身の宮城巧さん(25)で、昨年12月に地元の職人の力を借りて13年ぶりに穴窯「金時窯」を復活させた。初挑戦では約40時間焼き続けたが、今回は約85時間に延ばし、里に拠点がある京都芸術大の学生や陶器職人らも協力した。新たに設置した温度計で計ると、窯内は最高1266度まで上がったという。

 途中で陶器を取り出すと、前回と違って表面に塗った釉薬(ゆうやく)が溶けており色が出ていた。宮城さんは「前回は手探りだったけれど、今回は釉薬も溶けているので、手応えはある」と語る。

 里で行われたワークショップで、参加者が作った陶器も焼き直した。たくみの里で27日にある、手作りの工芸品が並ぶ「森の中のクラフトフェア」で完成品を販売する。