北陸新幹線の早期全線開業を訴えた大会(東京都千代田区)

北陸新幹線の早期全線開業を訴えた大会(東京都千代田区)

 北陸新幹線の沿線都府県でつくる建設促進同盟会は21日、東京都千代田区のホテルで大会を開き、知事や国会議員ら約300人が全線開通に向けて気勢を上げた。

 京都府内を通る敦賀―新大阪間は、京都駅や松井山手駅(京田辺市)付近を経由する。国土交通省は建設主体の独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構がおおまかなルートを3月末までをめどに示すとしていたが、現時点ではまだ明らかになっていない。

 同盟会は京都府や北陸3県など10都府県で構成し、滋賀県は入っていない。石井隆一会長(富山県知事)は、東京と大阪を結ぶ北陸新幹線について「沿線の発展だけでなく、国土の均衡ある発展や大規模災害時における東海道新幹線の代替補完機能など大変重要な基幹路線だ」と強調し、早期全線開通の必要性を訴えた。

 自民党の稲田朋美・整備新幹線等鉄道調査会長は北陸新幹線の開業効果が想定の3倍に上っている点を挙げ「いまや新幹線は無駄の代表ではなく、地方創生や経済再生、国土強靱(きょうじん)化の象徴」と述べ、国費増額を目指す考えを示した。

 大会後、府県幹部は自民党の岸田文雄政調会長ら与党幹部、石井啓一国土交通相を訪問。京都府の舟本浩副知事は「速やかに北陸と関西が結ばれることは意義がある」と早期開業を要請した上で、慎重な調査や丁寧な地元説明などを求めた。