先週の土曜日、僕たちHomecomingsとイラストレーターのサヌキナオヤさんは、映画と音楽のイベント「New Neighbors」を今年夏にリニューアルし、営業を再開した京都みなみ会館(京都市南区)で開いた。

 前回開催したのはみなみ会館が一旦閉館する少し前だったので約1年半振りだ。その間に東京などでも開いたけれど、このイベントを始めた映画館に帰ってこれて本当に嬉しかった。

 新しいみなみ会館は綺麗でおしゃれな建物で、以前のイメージとは少し離れたものに思えるけれど、館内に入れば不思議と、どこか懐かしくて温かい、あの空気がそこにもあって嬉しくなってしまう。

 今回上映したのは『ゴースト・ワールド』。サヌキさんと僕たちを繋ぐとても大事なカルチャーであるグラフィック・ノベルが原作で、Homecomingsの音楽にも影響が大きい。

 街、バス、小さな世界から旅立つこと、痛み、寂しさ、ふたりでいること、ひとりでいることの映画で、ラストシーンを見たあとに感じる切なさの種類が人それぞれに違うのがとても好きだ。その切なさは少し冬の匂いがする京都の夜によく似合っていた。