紅葉見物の観光客でにぎわう天龍寺(16日午前11時57分、京都市右京区)

紅葉見物の観光客でにぎわう天龍寺(16日午前11時57分、京都市右京区)

 秋が深まる京都の観光地では、週末の冷え込みを経験した紅葉が一気に鮮やかさを増している。好天に恵まれた16日、京都市右京区の嵐山周辺は大勢の行楽客でにぎわった。

 世界遺産・天龍寺(同区)では、境内にある約300本のモミジが八分ほど色づき、参道や庭園を観光客が埋め尽くした。葉の茂った枝が折り重なるようにしだれ、参拝者は足を止めて頭上を見やった。嵐山の山並みを借景にした池では、山の緑と赤や橙色(だいだいいろ)の色彩対比が水面に映り込み、参拝者がうれしそうにカメラを向けていた。

 モミジは秋の柔らかな日差しを受け、薄い黄、淡い赤、深紅の階調をつくり照り映えた。大阪府茨木市から訪れた女性(81)は「青空に紅葉が映えてきれいだった」とほほ笑んだ。