南消防署で感謝状を受け取るイオンモール草津の買い物客や関係者(草津市野路9丁目)

南消防署で感謝状を受け取るイオンモール草津の買い物客や関係者(草津市野路9丁目)

 滋賀県草津市新浜町の「イオンモール草津」で心肺停止となった40代女性の命を迅速な処置で救ったとして、湖南広域消防局南消防署は26日、救命に関わった買い物客やモール関係者に感謝状を贈呈した。

 同署などによると、昨年9月26日午後7時ごろ、モールのバス停付近を通りかかったテナント店舗副店長の谷井有希さん(32)=大津市=の目の前で女性が倒れた。バスで発車を待っていた華頂看護専門学校1年花田菜摘さん(19)=同=も窓越しに倒れた人に気付き急いで下車した。

 谷井さんはモールへ助けを求めに行き、花田さんは救命活動を開始。意識確認を行い、救急車を呼ぶことや、処置される姿が周りから見えないよう傷病者を背に人垣で囲むことなどを周囲に求めた。

 その後、モール関係者がAED(自動体外式除細動器)を運ぶなど尽力。心臓マッサージは約10分続いたが、傷病者は脈が救急隊到着後に回復し、搬送中には呼吸も戻り始め、社会復帰を果たした。

 この日は功績をたたえる個人8人のうち6人と、モールの代表者1人が感謝状を受け取った。花田さんは「蘇生されて本当に良かった。人の命の重要さを学んで、感謝される看護師になりたい」と語った。