煙を上げながら勢いよく燃える大たいまつ(京都府舞鶴市小倉・富留山神社)

煙を上げながら勢いよく燃える大たいまつ(京都府舞鶴市小倉・富留山神社)

 京都府登録無形民俗文化財の「おまつ神事」が17日、舞鶴市小倉の富留山神社で営まれた。大たいまつが燃える様子から、来年の稲作のできばえを占い、「豊作」との予想が出た。

 平安時代に凶作が続き、五穀豊穣を祈願して神火で豊凶を占ったのが由来とされ、小倉地区の住民が毎年11月に執り行っている。

 境内には、麻の茎を直径1・2メートルのすり鉢型に束ねた高さ6メートルのたいまつ3本が立てられ、地区の役員3人が神前のろうそくの火を「早生」「中生」「晩生」を意味する各たいまつに点火。煙を上げて勢いよく燃えると、住民たちは手を合わせて見つめていた。

 占いでは、3本とも崩れず、早生のたいまつが最後まで良く燃えたため、「台風にも負けず豊作になる」と予想された。区長の新谷士郎さんは(72)は「今年も無事に終わった。伝統の神事を、若い世代に引き継いでいきたい」と話した。