会見で、政治資金パーティーの運営見直しなどについて説明する大岡敏孝衆院議員(大津市内)

会見で、政治資金パーティーの運営見直しなどについて説明する大岡敏孝衆院議員(大津市内)

 自民党の大岡敏孝衆院議員(47)=滋賀1区=が今月の政治資金パーティーで、選挙区内の大津市の学区自治連合会長らに無料で飲食を提供していた問題で、同氏は17日会見し、無料提供したのは自治連会長ら計34人だったことを明らかにした。有権者への寄付を禁じた公職選挙法に抵触する恐れがあり、同氏は「寄付行為に当たる可能性はある。疑念を持たれないよう、来年度以降は(無料招待の)来賓を廃止する」と述べた。

 大岡氏の説明では、4日に同市内で後援会主催のパーティー「大岡としたかを囲む会」があり、492人が出席した。来賓として62人を招待し、三日月大造県知事や越直美大津市長、同市選出の県議、市議、自治連会長ら46人が出席した。
 このうち、三日月知事や一部議員、自治連会長は、会費や「祝い金」として1万円を払ったが、県議2人と市議15人、自治連会長17人の計34人は支払わず、飲食の場にいたという。あいさつで登壇した三日月知事や、越市長は食事をせずに退席したという。
 さらに、同氏は、このパーティーは初当選した翌年の2013年から毎秋開催し、17年からは来賓の範囲を設定し、毎回、今秋と同様の肩書の約60人を無料招待していたことも明らかにした。
 公選法に抵触する恐れについて改めて認識を問われ、大岡氏は「来賓からあいさつをいただいたり、意見交換をしたりして、パーティーの原価に見合った対価があれば、問題ないと判断していた」との持論を説明。一方で、「一人一人と十分に対価がある意見交換したとは証明できず、疑念を持たれても仕方がない。今後は、合法と証明できないようなことはやらないようにする。来年度以降は(会費を徴収する)本来の政治資金パーティーの形に立ち返り、運営していく」と述べた。
 今回の出席者への追加徴収については「いったん無料で招待し、後から請求するのは難しい。自主的に納めていただける方からは領収しようと思う」とした。
 問題について、18日に党本部に報告するとした上で、議員活動を続ける意向を示した。