事実上閉業したスキー場ゲレンデを背景に、ゲレンデの一角に設けるライブハウスのチラシを手にする南出さん(右)とスイス村の森川支配人=京都府京丹後市弥栄町野中

事実上閉業したスキー場ゲレンデを背景に、ゲレンデの一角に設けるライブハウスのチラシを手にする南出さん(右)とスイス村の森川支配人=京都府京丹後市弥栄町野中

ゲレンデの一角に設けるライブハウスのイメージ図(神戸大・松森梨佳子さん作成)=南出さん提供

ゲレンデの一角に設けるライブハウスのイメージ図(神戸大・松森梨佳子さん作成)=南出さん提供

 京都府京丹後市弥栄町の観光施設「京丹後森林公園スイス村」で、事実上閉業したスキー場ゲレンデの一角を音楽イベントを楽しむライブハウスにする計画が進んでいる。神戸市内でライブハウスを営む事業者の男性が「新型コロナウイルス禍で演奏する機会が少ない学生サークルやアマチュア、プロ演奏家たちを応援したい」という。

 京都市出身の南出渉さん(47)=神戸市。南出さんは神戸大の軽音楽部出身で、2005年4月から神戸市内でライブハウスの運営に関わってきた。コロナ禍の影響でライブハウスの客が激減し、休業が続く中、友人にキャンプに誘われたのが、野外の音楽施設を開設するきっかけとなったという。

 兵庫県内のキャンプ場での開設を考えていたが、「演奏禁止」とするキャンプ場が多く、苦慮していたところ、知人を通じてスイス村で開設することになった。昨年5月下旬からスイス村の森川哲己支配人(56)と準備を進めている。

 名称はアウトドア音楽施設「BEATCAMP(ビートキャンプ)」。ゲレンデの平地部分約1750平方メートルに音響設備や楽器を備えたコンテナハウスを設置。観客は野外で演奏を楽しむ。

 6月開業予定で、5月29日にプレオープンイベントを企画。神戸大や甲南大、関西学院大、神戸市外大の音楽サークルで活動する学生約200人が出演する。クラウドファンディング(CF)で費用を集め、出演者の送迎に活用する。当初の目標金額100万円は開始から3日間で達成したため、ライブハウス周辺のWi-Fi(ワイファイ)環境整備費用などに充てる方針。

 母親が京丹後市久美浜町出身という南出さんは「音楽とアウトドアの相性の良さを生かし、今までのライブハウス経営とは全く異なるサービスを提供したい」と話す。

 CFへの寄付は、4月27日まで受け付ける。専用ホームページ「CAMPFIRE」で検索する。