クルーズ船に近づく不審船(中央)を制圧する海上保安官たち=京都府舞鶴市松陰・舞鶴港第2埠頭付近

クルーズ船に近づく不審船(中央)を制圧する海上保安官たち=京都府舞鶴市松陰・舞鶴港第2埠頭付近

 大阪市で来月に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合を前に、京都府舞鶴市の舞鶴海上保安部や京都府警舞鶴署などは22日、舞鶴市松陰の舞鶴港第2埠頭(ふとう)でテロ対策訓練を実施し、海から侵入するテロリストへの対応について連携を確認した。

 舞鶴港の危機管理を担う8機関から約70人が参加した。入港した外国のクルーズ船にテロ予告があり、警戒中に不審船を発見した想定で行った。

 クルーズ船に近づく不審な小型船に対し、舞鶴海上保安部の巡視船や舞鶴署の警備艇、大阪税関舞鶴税関支署の税関艇がサイレンや汽笛で警告した。不審船が逃げ出すと、海上保安官が2隻のゴムボートで挟み込んで乗り込み、制圧した。

 第2埠頭旅客ターミナルでは、クルーズ船の入国審査で銃器を持ち込む不審者を取り押さえる訓練もあった。

 同署の吉岡幸生署長は「有事の際、各機関の迅速な情報共有と臨機応変な対応が重要。訓練を今後に生かしていかなくてはならない」と述べた。