全日本選手権女子フリーで表情豊かに演技する宮原知子(昨年12月25日、さいたまスーパーアリーナ)

全日本選手権女子フリーで表情豊かに演技する宮原知子(昨年12月25日、さいたまスーパーアリーナ)

 フィギュアスケート女子の2018年平昌五輪4位で、先月26日に現役引退を表明した宮原知子(24)=木下グループ、京都市中京区出身=が1日、オンライン会見に臨み、「これ以上できないくらい練習し、最後に充実したスケートができた」と心境を語った。

 2日に大阪で開かれるアイスショー出演を前に、引退表明後初めて会見。「本当に、本当にたくさんのサポートをしてもらい、ここまで来ることができた」と感謝を込めた。

 ジュニア時代に全日本選手権3位となって頭角を現し、14年に同選手権初優勝。17―18シーズンには4連覇を果たし平昌五輪に出場した。その後けがもあり思うような結果が出ない時期も。最後と覚悟して臨んだという今季は、持ち前の表現力に加えジャンプの課題も着実に克服した姿を見せた。昨年末の全日本選手権5位で北京五輪代表を逃し引退の意思を固めたという。

 女子フィギュアは高難度のジャンプが要求される時代になり、今季は実戦で初めてトリプルアクセルに挑戦した。成功には至らず「今考えれば無謀なチャレンジ」と振り返りながらも、「自分ができないような技をプログラムに入れてみたいという夢、野望があった。一回でもできたことは意味があった」と充実感のある笑顔で語った。