清水寺の経堂で開かれている京都伝統工芸大学校の作品展。卒業生による制作実演も行われている(京都市東山区)

清水寺の経堂で開かれている京都伝統工芸大学校の作品展。卒業生による制作実演も行われている(京都市東山区)

 京都市東山区の清水寺で京都伝統工芸大学校(南丹市園部町)の学生作品展が開かれている。重要文化財の経堂に、工芸を志す若者の熱意と清新さにあふれた作品が並ぶ。

 同校で漆工芸を学ぶ学生が2008年に清水寺の大黒天像の修復を手掛けたのが縁となり、同寺では毎年、学生作品展が催される。

 展示作品は陶芸や蒔絵(まきえ)、木工芸、仏像など約30点。デザイナーのコシノジュンコさんと学生による共同制作で誕生した、ステンレスに漆と金箔(きんぱく)で文様を描いた花札も並び、来場者の関心を引く。

 学生の作品と併せて、福島県の復興を願う国内外の工芸家らが絵付けをした福島県会津地方の郷土玩具「起きあがりこぼし」を展示する。この企画はパリ在住のデザイナー高田賢三さんが呼び掛けて始まった。広島の原爆の子の像に奉納された千羽鶴の再生紙を素材に使用している。

 26日まで。午前10時~午後4時。無料。