「雨後嵐山」の詩碑について解説する王さん(京都市西京区・嵐山大悲閣千光寺)

「雨後嵐山」の詩碑について解説する王さん(京都市西京区・嵐山大悲閣千光寺)

 日中国交正常化50周年を記念し、中国の初代首相・周恩来の詩「雨後嵐山」を刻んだ石碑が、京都市西京区の大悲閣千光寺に建立された。5日に除幕式があり、研究者や地元関係者ら約30人が平和への願いを新たにした。

 周恩来元首相は1917~19年に日本へ留学し、桜が咲く嵐山の情景で二つの詩を詠んだ。日中平和友好条約締結後の1979年には、「雨中嵐山」の詩碑が嵐山公園の亀山地区に作られている。

 今回の詩碑は周恩来平和研究所(東京都)所長で法政大名誉教授の王敏さん(67)が手がけ、思いに賛同した千光寺の協力で実現した。詩には雨が降った後の雄大な嵐山の情景が表現されている。

 式典では周元首相が同寺を訪れていた可能性や、晩年も日本の桜に思いをはせていたことを王さんが解説した。同寺の大林道忠住職(65)は「今後も日中友好のためにできることを考えていきたい」と力を込めた。