ホームセンターでも買える身近な素材でトイピアノを製作する佐藤さん(京都市上京区・ギャラリーbe京都)

ホームセンターでも買える身近な素材でトイピアノを製作する佐藤さん(京都市上京区・ギャラリーbe京都)

 ピアノが弾けない劣等感を持った男性が手作りした独特のトイピアノが並ぶ個展「歌鈴ト音(かりんとおん)」が25日から、京都市上京区新町通上立売上ルのギャラリーbe京都で始まる。カニや扇型、鈴のような優しい音色を奏でるピアノなど11台が並び、自由に触って楽しめる。

 トイピアノ作家として活動する佐藤貴士さん(48)=山科区=の初個展。長年音楽の道を目指してきたが挫折し、なりわいを模索する中で2年半前から製作を始めた。ピアノ演奏は苦手だが、モノとしての存在感にひかれたという。

 素材は、ホームセンターで購入できる木材やバネ。真ちゅうパイプの長さを調節して音階を作り、鍵盤をはじいたり触れたりすると、独特の澄んだ音色が響く。佐藤さんは「ピアノが弾けない人も鍵盤に触れ、音の余韻を楽しんでもらえたら」と話す。30日まで。午前10時~午後6時(最終日5時)。無料。