花束が供えられた事故現場(12日午前、京都市東山区)

花束が供えられた事故現場(12日午前、京都市東山区)

事故の犠牲者を弔う法要で手を合わせる関係者ら(12日午前、京都市左京区・壇王法林寺)

事故の犠牲者を弔う法要で手を合わせる関係者ら(12日午前、京都市左京区・壇王法林寺)

法要で焼香する子どもたち(12日午前、京都市左京区・壇王法林寺)

法要で焼香する子どもたち(12日午前、京都市左京区・壇王法林寺)

交通安全を呼びかけるチラシを配る東山署の署員ら(12日午前、京都市東山区)

交通安全を呼びかけるチラシを配る東山署の署員ら(12日午前、京都市東山区)

 京都市東山区・祇園で軽ワゴン車が暴走し、歩行者らをはねて7人が死亡、12人が重軽傷を負った事故は12日、発生から10年となった。近隣の寺院で法要が営まれたほか事故現場には花が手向けられ、多くの人が犠牲者の冥福を祈った。

 現場となった大和大路通四条交差点の付近では色とりどりの花束が添えられ、朝から通行人らが手を合わせた。午前11時半からは東山署員や地元住民らがチラシを配って安全運転を呼び掛けた。

 現場から北約600メートルの檀王法林寺(左京区)では、毎年続けてきた法要を営んだ。10年を機に、信ヶ原雅文住職(67)による「慈悲」の墨跡を印刷した看板を設置。信ヶ原住職は「事故で亡くなった人、残された人へ慈しみの心を、全ての方に持ってほしい」と願いを語った。

 法要には東山署員やだん王保育園の園児30人が参列し、焼香した。現場近くに住む前嶋みよ子さん(73)は法要に初めて訪れ、「今もあの辺りに行くと、たくさんの人が亡くなったことを思って足が止まる」と話した。

 事故は2012年4月12日午後1時過ぎに発生。藍染め製品販売会社の元従業員=当時(30)=の軽ワゴン車が約360メートル暴走し、赤信号で交差点に突っ込んだ。元従業員も即死した。