自分で製作したゲームとコントローラーで遊ぶ京都橘中の生徒(京都市伏見区)

自分で製作したゲームとコントローラーで遊ぶ京都橘中の生徒(京都市伏見区)

レゴブロックで製作したロボットを動かす東山中の生徒たち(京都市左京区)[LF]

レゴブロックで製作したロボットを動かす東山中の生徒たち(京都市左京区)[LF]

 京都の私立中学・高校で、ロボットの製作やプログラミングに取り組む部活動が活発になっている。ロボットの普及や2020年度から小学校でプログラミング教育が必修となることもあって子どもたちや保護者の関心が高まり、新たな部が創設されたり、部員が増えたりしている。

 京都橘中・高(京都市伏見区)は昨年春にロボットプログラミング同好会を立ち上げ、本年度は部に移行した。数年前から同校が催すプログラミング体験会が好評だったことから創部したという。中高生計30人が市販の電子キットを使ってパソコンゲームを作ったり、3Dプリンターでサイコロを作り出したりしている。

 同中2年の国枝眞生さん(13)は「自分で考え、自分だけのゲームなどが作れるのが楽しい。達成感がある」と目を輝かせる。今後は、自ら判断して動く自律型ロボットを製作する計画もあるという。

 東山中・高(左京区)では、05年度に創設したロボット研究会の部員が現在は中高で計約60人にまで増えた。電子部品を付けることができる玩具「レゴブロック」の商品「マインドストーム」を使ったロボットなどを製作しており、自律型ロボットの世界大会への出場歴もある。洛星中・高(北区)でも04年度からロボット研究部(高校は同好会)があり、部員約20人が自律型ロボットの大会優勝などを目指している。

 こうした部活動に関心が高まることについて、東山中・高の羽田法寿教諭は「ロボットが身近になり、それを自分で動かす実体験ができるのが魅力のようだ」と分析する。京都橘中・高の長谷川卓也教諭は「プログラミング教育の必修化も見据えて保護者の関心も年々高まっている」とみる。

 ただ、ある教員は「ロボットを動かすプログラミングは1%のミスでも動かず、性格によって向き、不向きもある」と話す。羽田教諭は「今後さらに技術が発展するだけに、生徒には、ロボットに何ができるかを学んでもらいたい」としている。