大阪市北区の中之島香雪美術館で企画展「来迎―たいせつな人との別れのために」(京都新聞後援)が開かれている。中世(12~15世紀)の人々が、極楽浄土への生まれ変わりを願って眺めた「来迎図」や「浄土図」を、同館のコレクションを中心に紹介する。
 1052(永承7)年は末法元年とされ、人々の不安を背景に浄土信仰が隆盛した。臨終の際には阿弥陀如来や菩薩[ぼさつ]が迎えに来てくれて、美しく苦しみのない極楽浄土に生まれ変われるという考え方だ。そのイメージを強固にするため、さまざまな来迎図が描かれ、日常の信仰の場で使われ、臨終の枕辺に架けられた。
 中には死にゆく本人を描き込んだ作品もある。他の誰でもない、その人のための来迎を描くことで、残された人たちは故人の来世での幸せを信じ、安心できたと考えられる。
 大島幸代学芸員は「来迎図には死ぬ人も残される人も幸せであるようにとの願いが込められている。人の死にまつわる別れや残される悲しみは現代も変わらない。その痛みに中世の人々がどう対処したかを紹介できれば」と話している。5月22日まで。有料。

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