事業戦略や京都進出の狙いを語るLINEの出澤CEO(京都市中京区)

事業戦略や京都進出の狙いを語るLINEの出澤CEO(京都市中京区)

 無料通話アプリを提供するLINE(ライン、東京)の出澤(いでざわ)剛最高経営責任者(CEO)が19日、京都商工会議所サービス産業部会が京都市中京区のホテルで開いた講演会に登壇し、事業戦略や6月に同区内で開設した技術開発拠点「LINE京都」の狙いなどについて語った。

 出澤氏は、2011年の東日本大震災を機にSNSとは異なる1対1の対話アプリを開発した動機と経緯を説明。人気の大型絵文字「スタンプ」は、女子高生のみに支持されたデザインを採用したという秘話も紹介した。

 現在、1カ月間でLINEを使う利用者は国内で7800万人。出澤氏はこの圧倒的な顧客基盤を生かし、金融サービスやポストスマートフォンとも言われるAI(人工知能)スピーカーなどの音声認識技術への重点投資を続けると強調した。

 人材確保のために拠点進出した京都には計1千人の応募があり、うち8割が外国人だったといい、出澤氏は「(拠点を置く)東京や福岡ではあり得ない数字。2、3年以内に人員を100人に拡大し、京都でインターネット産業を盛り上げたい」と強調した。講演会には地元企業の関係者ら340人が参加した。